過去に治療した前歯が黒く変色してしまい審美的なトラブルを発生します。
神経のない歯は経年的に内部から変色していきます。
治療法は多岐にわたるので、いくつかを比較いたしました。
1.セラミックのクラウン
※歯全体をセラミックで覆う方法
耐久性 ◎ :修復物の強度も十分あり、歯根破折のリスクを軽減できる
審美性 ◎ :長期にわたって変色しない
治療費 △ :素材や製作方法によるが、高額になることが多い
治療期間 △ :技工所への発注により、納期まで待つことが多い
2.ラミネートベニア
※歯の表側のみに薄いセラミックを貼る方法
耐久性 ○ :修復物の強度は十分だが、咬合(かみ合わせ)の状態や接着面積によっては脱離することがある
審美性 ◎ :長期にわたって変色しない
治療費 ○ :クラウンより安価である
治療期間 ○ :セレックの使用により即日修復が可能である(来院1回)
3.ウォーキングブリーチ(ダイレクトボンディング含む)
※変色した歯を専用の薬剤で漂白したのち、つめ直す方法
耐久性 △ :残存歯質の状態によっては、修復物の破損を招く
審美性 ○ :数年で後戻りするといわれている
治療費 ◎ :安価である
治療期間 △ :十分な漂白効果が得られるまで1〜2ヶ月程度かかる
十分な診査とカウンセリングのうえで、患者様にあった治療法を選択していきます。
お悩みの際はまずご相談ください。
術後の写真は次回アップいたします。