お子様によって個人差がございますが、
こどもの歯(乳歯)は
生後8ヶ月頃 に前歯から生えはじめ、
2歳6ヶ月頃 に奥歯まで生えそろいます。
全ての歯が生えそろいますと、6歳頃までは大人の歯(永久歯)は生えてきません。
基本的に、6歳頃までの歯は乳歯だけなのです。
この時期を乳歯列期といいます。
大人の歯で虫歯になりやすい場所(好発部位)があるように、
乳歯列期にも特有の好発部位があります。
以下の部位に虫歯がよく見られます。
1.奥歯の間(上下左右問わず)
※写真は虫歯を削ったあとですが、接触する奥歯も初期の虫歯になってしまっていました。経過観察とし、予防に努める方針となりました。
2.奥歯の溝
※写真では既にシーラントで予防填塞済
3.上の前歯の間
早期発見することが、予防、治療において重要となります。
保護者の方々へお願いがあります。
1.発見が難しいので、仕上げ磨きの時に気をつけて見てあげてください。
デンタルフロス(糸ようじ)が予防や発見に効果的です。
2.発見しやすいと思います。色の変化や食べものがつまっているなど。
予防としては、シーラント(予防填塞)が効果的です。(写真奥歯白い部分)
3.表側からは発見しにくいので、裏側から見てあげてください。こちらもフロスが効果的です。
自治体や幼稚園・保育園の歯科検診のみで発見が難しいものも多いので、
毎日の仕上げ磨きの際に、できるだけ早めに気づけるように努めましょう。少しでも気になる箇所があれば、ご連絡ください。
当歯科医院では3ヶ月に一度の定期検診をおすすめしております。
One Reply to “こどもの歯(乳歯)の虫歯 小児歯科”
コメントは受け付けていません。