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ペクトン(PEKK) スーパーエンプラ 歯根破折

神経を抜いた歯は機械的強度が低下してしまいますので、
亀裂(健全な歯でもよく見ると無数に存在します)が広がりやすく、大きくなると歯が割れてしまいます。

 

割れてしまった歯の間から、細菌が侵入し、炎症を引き起こします。
これによって歯茎が腫れたり、痛くて噛めないようになったりします。

 

歯茎の中の深い場所で割れてしまった歯は再治療が不可能になりますので、抜歯せざるを得ないこともあります。

 

 

「歯根破折」は歯科医師にとっては大きな課題なのです。
硬いものなどを召し上がったわけでもなく、普通に過ごしていただけにもかかわらず、
患者様に何回も通っていただき、お互い時間と費用をかけて治した歯が、ある時、急に割れてしまいます。

非常に残念な結果となってしまいますが、この「歯根破折」を100%予防する手段はありません。

 

 

今までは、少しでも歯の根にかかる負荷を減らそうと、ファイバーポストによる土台作りが推奨されてきました。
10数年程度の臨床応用だと思いますが、比較的良好な経過だと思われます。
ただし、ファイバーポスト自体の強度不足による脱離、破損もある程度見られました。
(いわゆる、差し歯が取れた、という状態になります)

 

 

そこで

PEKK(ポリエーテルケトンケトン Polyether ketone ketone)

というスーパーエンジニアリングプラスチック(略してスーパーエンプラ)という材質が土台に使用されるようになってきました。
数年前から普及してきたばかりの最新の治療です。

 

 

 

 

 

 

 

 

一般的なスーパーエンプラの特徴は
特に強度に優れ、150℃の高温の環境に曝されても、長期間引っ張り強度と曲げ弾性率機能を発揮するというものです。
家電製品やロボットなどの耐久性が必要な部品に使用されているようです。
歯科では土台の治療のほかに、インプラント治療にも有用であるといわれております。

 

 

スーパーエンプラの土台の使用により、土台の脱離や破損のリスクを減らし、
脆くなってしまった歯が少しでも長持ちするよう努めていきたいと思っております。

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